娘がいる。
まだ幼いので
何にでも興味を持ち
どんなことでも知りたがる。
わからないことがあれば
天真爛漫な笑顔で
おれに疑問をぶつけてくる。
(なんてステキな娘なんだ!)
その日
おれは娘と
お風呂に入っていた。
何気ない会話を
交わしながら
髪を洗っていると
娘はふと
聞いてきた。
「ねえパパ、人間の弱点って知ってる?」
なっ、なんだと、、?
今まで生きてきて
初めて出会う質問に
おれは一瞬戸惑った。
こんなこと聞くの
悪魔界のプリンスくらいだけだろ・・
が、
戸惑いは
一瞬だった。
何十年も
必死に生きてきたおれにとって
その質問に答えるのは
容易いことだった。
そう
答えは明白だ。
人間の弱点
それは
守るべきものだ
なぜなら
まさに
今の自分を照らし合わせれば
説明が付く。
おれが今
何者かに攻めてこられるとしたら
一番苦しいところ
それは
娘だ。
敵に出くわしたら
こう言うだろう
おれはどうなってもいい、娘には手を出すな!
もしくは
こう言うかもしれない
私のことは嫌いでも、娘のことは嫌いにならないでください!
そんな考えを
秒速で脳内に張り巡らせ、
おれは
すぐさま娘に答える。
「それはね、ま」
と言いかけた瞬間だ。
娘は遮るようにして
言い放った。
「クマでしょ?」
ファッ!?
(ファーファ!?)
思いもよらぬ発言に
おれは一瞬戸惑った。
「だって人がクマに襲われたってニュースでやってたよ」
なるほど理解した。
最近そういう事件が
一気に増えた気がするし、
娘が
そう考えるのも
もっともだ。
そんな悲劇が
起こりえないような
くまのプーさんのような
優しいくましか存在しないような世界線は
ないのだろうか?ある!
Who’s Driving? Bear’s Driving!
このバンド名が
示してくれている。
というか
このバンド名は
The Simpsonsの名シーンであるらしい。
バンドが体現する
ポップパンクの爽やかさのような
明るめ世界を
おれは熱望している。
それにしても
このMV
まるで
今のおれの気持ちを
100%再現しているかのようでビビる。
最愛の人との
日常
そこに突如訪れる
地球滅亡の危機
ALIEN INVADE EARTH
終盤になると
悪いガンダムみたいなのが
マジに攻めてくる。
見ていると
娘との日々が
自然と想起され、
さらに
目頭を熱くするメロも相まって
泣ける
もし本当に
ALIEN ATTACKのような状況に陥ったら
おれは・・・
おれは
こう叫ぶかもしれない
私のことは嫌いでも、娘のことは嫌いにならないでください!
























































