Sorry You’re Not A Winner

新しい1年が始まる

いやもう既に

始まってたんだ

でもその前に

新しい1年を始める

その前に

昨年の懺悔をしたい

それは

120パー

おれが悪かったんだ

秋のことだ

仕事の日だった

駅に向かって

歩いていたんだ

しばらくして

・・・

・・・

・・・

あぁっとぉぉ

内容は一部カットだぁ

・・・

・・・

・・・

紆余曲折ありまして

気付いた時には

見知らぬじいさんに

腕をつかまれそうになっていた

こ・・こわ・・・

逃げ・・な・・きゃ・・・

そう思い

歩く足を速めた

何か話していたようだが

声が小さくて

聞き取れない

後ろを振り向いたら

いそうな気がして

前だけ向いて逃げた

体感10秒くらいが経ち

追いかけてくる

気配がない

もう

大丈夫なようだ

ふぃー---

ひと安心

駅に向かって

また歩を進めた

・・・

・・・

・・・

キキーーーッッ

突然

自転車が勢いよく

オレの隣に停まった

Hey!!!

マウンテンバイクにまたがった

外国人だ

血相を変えて

おれをまくし立ててきた

8割英語で

2割日本語だ

最初は

訳がわからず

“Ha~n?”とか

“nnhnn..?”で攻めた

でも途中で気付いた

彼は

明らかにキレている

こ・・こわ・・・

おれは

作戦を変えた

とにかく

“Sorry”を連発することにした

俺「そーりー。」

俺「そぉりぃ?」

俺「そり」

俺「総理」

彼「Do you have a license?」

彼「Are you a special?」

彼「ソノ免許証ヲ持ッテイマスカ?」

彼「アナタハ特別ナ人間デスカ?」

ようやく

彼の訴えを

理解できてきた

彼は激しく怒りつつも

俺に注意をしていた

拙者が悪うござんしたッッ

自分の愚かさを

反省するとともに

彼に対し

ただただ

ひれ伏すしかなかった

彼に

全身全霊かけて

伝えたい

Sorry I’m Not A Special.

Sorry You’re Not A Special.

Sorry We’re Not A Special.